盆栽鉢の選び方|松柏雑木など種類別にザックリ解説!おすすめ鉢も紹介

例えばプラ鉢に入った盆栽へ、似合う鉢を選んで買ってあげたいという方へ!

 

「盆栽鉢ってたくさんあって迷うんだけど、実際どんな風に選べばいいんだろう?」
そう思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実は、盆栽の種類によって相性の良い鉢があるのです。

 

今回は、松柏類、雑木類、花物類、実物類の4つの種類に分け、それぞれに合った鉢選びのポイントをご紹介いたします。

 

1、【風格を際立たせる】松柏類の鉢選び

松や真柏などの松柏類は、盆栽の代表格です。その風格を最大限に引き出すには、鉢選びが大変重要です。

 

ポイントは、ずばり重厚感安定感です。

  • :落ち着いた色合いの鉢を選びましょう。黒、ウ泥、濃い緑など、渋い色味がおすすめです。
  • :長方形や正方形など、安定感のある形が良いでしょう。赤松など松柏でも優しい雰囲気の樹種は、丸型やモッコもよく合います。

風格のある黒釉の鉢や、どっしりとした長方形の鉢は、松柏類の力強さを引き立て、より一層魅力的に見せてくれます。

 

合わせるならこんな鉢 
長角マド入 ウ泥 四日市萬古焼 5〜10号

 

 

 

2、【自然の風情を楽しむ】雑木類の鉢選び

モミジやカエデなどの雑木類は、葉や幹肌の表情を楽しみます。

自然の風情を感じさせるのが魅力ですから、鉢選びではその雰囲気を壊さないようにすることが大切です。

 

ポイントは、自然な色合い素朴な形です。

  • :ウ泥や灰色など、土に近い自然な色合いの鉢を選びましょう。白など優しい色の鉢もおすすめです。
  • :丸や楕円など、柔らかな印象の形がおすすめです。

素焼きの鉢や、淡い色の釉薬をかけた鉢は、雑木類の自然な美しさを引き立ててくれます。

 

合わせるならこんな鉢
鉄鉢 瀬戸焼 3〜7.5号  小判エン付 瀬戸焼 4〜10号 

  

 

3、 【華やかさを演出する】花物類の鉢選び

紅梅や桜などの花物類は、その華やかさが魅力的です。鉢選びでは、花の色を引き立てることが重要になります。

 

ポイントは、花の色との調和です。

  • :花の色を引き立てるような、補色や同系色の鉢を選んでみましょう。例えば、赤い花の盆栽には白や緑や青の鉢、白い花の盆栽には黄色や水色の鉢も合います。
  • :丸や楕円など、優しい印象の形がおすすめです。

例えば白い鉢に紅梅を植えると、紅梅の赤色がより一層際立ちます。

お正月の飾り付けにも使われるような、縁起の良い紅白の組み合わせを楽しむことができます。

 

合わせるならこんな鉢
モッコ 瀬戸焼 5〜10号  菊型小鉢 瀬戸焼 3〜5号

  

 

 

 

4、【彩りを添える】実物類の鉢選び

姫リンゴやピラカンサなどの実物類は、鮮やかな果実が魅力です。鉢選びでは、果実の色との調和を考えてみましょう。

 

ポイントは、果実の色を引き立てることです。

  • :果実の色と補色関係にある色の鉢を選ぶと、互いの色を引き立て合います。例えば、赤い実には緑の鉢がおすすめです。
  • :丸や楕円など、可愛らしい形の鉢も良いでしょう。

例えば、緑の鉢にオレンジの実のピラカンサを植えるのもよいですね。

盆栽の種類に合わせた鉢選びをすることで、盆栽の魅力を最大限に引き出すことができます。

 

 合わせるならこんな鉢
丸型切立 瀬戸焼  正角 瀬戸焼

  

 

 

ぜひ今回の内容を参考に、お気に入りの盆栽と鉢を見つけて盆栽ライフを楽しんでくださいね!

ブログに戻る