コレクション: 筒型丸深 美濃焼

手のひらにのるサイズで深さがあり、懸崖樹形や文人のミニ盆栽に最適です。丁寧なつくりで高級感を感じさせる、落ち着いた風合いの美濃焼の鉢です。

縁から足下にかけてわずかにすぼまる形状となっており、植え替えの際に根鉢が固まっていても引き抜きやすくなっています。

足元から水が抜けやすいよう配慮したつくりとなっており、ポリポットがそのまま入ります。

盆栽の他、山野草や多肉植物、塊根植物など草物を植えてもよく映えます。

 

 

 美濃焼は美濃国(岐阜県東部地域)で生産されてきた陶磁器の総称です。歴史は古く奈良時代から始まり、平安時代には灰釉陶器、室町時代には無釉陶器がつくられ、時代に合わせて技術を発展させてきました。

黄金期は安土桃山時代にあり、千利休や古田織部ら偉大な茶匠たちにより味わい深い「黄瀬戸・志野・織部・瀬戸黒」等の様式が飛躍的に発展し、優品が多く生み出されました。

今日の美濃焼は陶磁器の国内シェア約5割を誇ります。茶碗など日用品はもちろん、釉薬の流れやいびつな形を表情として楽しむ美濃焼らしさは今もなお広く親しまれています。

美濃焼では「志野・織部・黄瀬戸」を含む15品目が、経済産業大臣から伝統工芸品として指定を受けています。