知っておくと役立つ!盆栽鉢の各部名称について【基本編】

この記事では、盆栽鉢の各部の名称を分かりやすく解説します。鉢選びや盆栽の知識を深めるために、ぜひ参考にしてください。

 

鉢の各部の名称と役割

1. 縁、口縁(ふち、こうえん または へり)

鉢の最上部の外周部分を指します。縁の形状は、盆栽全体の印象を左右する要素の一つです。

  • 役割:
    • 水やり時、水や土の流出を防ぐ
    • 持ち運びやすさを向上させる

 

2. 胴(どう)

鉢の側面部分を指します。

胴の形状は、丸、四角、楕円など様々です。

 

3. 底(そこ)

鉢の底面部分を指します。底には、水はけを良くするための穴が開いています。

  • 役割:
    • 水はけを良くする
    • 根腐れを防ぐ
    • 空気の流通を促す

底の形状は、平らなものや、中央が盛り上がっているものなどがあります。中央が盛り上がっている底は、鉢底穴からの土の流出を防ぐ効果があります。

 

4. 足(あし)

鉢の底にある突起部分を指します。

  • 役割:
    • 鉢底の通気性を良くする
    • 鉢を安定させる
    • 害虫が底から侵入しにくくなる。

足があることで鉢底に空間ができ、水はけや通気性が良くなります。

 

5. 鉢底穴(はちぞこあな)

鉢の底にある水抜き用の穴です。鉢底穴の数は、鉢の大きさや種類によって異なります。

  • 役割:
    • 余分な水分を排出する
    • 根腐れを防ぐ
    • 空気の流通を促す

鉢底穴は、盆栽の健康を保つために非常に重要な役割を果たします。

鉢底穴がない場合、室内に置く場合でも鉢皿が不要でそのまま置けますが、鉢内に余分な水が滞留しやすいので水やりの量に気を配る必要があります。

 

6. 高台(こうだい)

鉢の底にある、円形や方形の台座部分を指します。

  • 役割:
    • 鉢の安定性を高める
    • 鉢底の通気性を良くする
    • 鉢底から害虫が侵入しにくくなる

鉢底と接地面の間に隙間ができるため、通気性が良くなります。

 

いかがでしょうか?

鉢選びや盆栽の知識を深めるために、ぜひ参考にしてください。

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