コレクション: オカメ小判 ウ泥 瀬戸焼

オーソドックスな浅めの小判型で、根鉢が薄く仕上がり樹木を支える見栄えのする足元になります。

縁にエンがついていることは、鉢を移動する際に持ちやすく、また、植え替えをする際には内側に反る内縁の鉢よりも根鉢が抜きやすいメリットがあります。

排水穴は二つ、端の方になるべく水が溜まらないよう留意された位置に開いています。

いつまでも鉢底が濡れたままジメジメとしていると、どうしてもナメクジなど害虫が寄りやすくなりますが、鉢底の足が高すぎず低すぎずちょうどよい形状となっているため、穴から流れ出た水が排出されやすく、できるだけ乾きやすいよう配慮されています。

奇抜な特徴のない鉢ですが、伝統的でオーソドックスな形状には使い勝手を考慮した知恵が詰まっており、使用する者に安心感を与えてくれる。そんなことを感じさせてくれる鉢です。

 

瀬戸焼は、千年以上の歴史と伝統を有する日本を代表するやきものの一つです。中世において唯一、釉薬を施した製品が焼かれたという先進性を誇ります。鉢や食器などをはじめとする瀬戸焼のやきものづくりは、時代を超え多くの人々を魅了し続けています。